あれっと首を傾げる様子が愛らしい。レオナルドは愛を込めてサーシャの唇を割り、舌と共に魔力を流し込む。


「ンんッぁ」


厚い熱い舌でサーシャの小さい口を蹂躙しては、舌で弄んで魔力を飲ませる。サーシャは流れ込む熱さに身体がビクついて、レオナルドの服を無意識に掴んでしまう。


その服を掴む仕草さえ愛らしくてレオナルドを大いに煽った。初めてサーシャにキスした日のように、離れたくても離れられない引力に吸い寄せられて、レオナルドはサーシャと共に長い長いキスに溺れる。


唾液が混ざり合った口内では二人の息や声までが溶けていくようだった。快感と熱さが混じる魅惑のキスに溺れたサーシャは、離れてしまったレオナルドの唇にまだまだ追い縋りたかった。


サーシャの蕩けた顔にまたバードキスを落とすと、レオナルドが黄金比の美顔でうっとり微笑んだ。


「俺の味、どうだった?」


頭の芯まで溶かされたサーシャは、味について素直に感想を伝える。サーシャが口を開くまで一時も惜しいレオナルドはサーシャの顔中にちゅっちゅちゅっちゅとキスを降らせ続けていた。


「レオさんの味は、熱いです」

「お前マジでえっちなことしか言わないな。俺のこと煽り続けるの可愛すぎなんだけど」