サーシャと恋人だと勘違いしていた事実の上に、まだ良い返事をもらってない鬱憤をレオナルドが団員に浴びせまくる。全員が副団長の八つ当たり大暴れにつき合わされて死の恐怖に慣れましょう訓練をさせられた。


なお、サーシャだけは背中に乗せて安全確保。副団長のあからさまな贔屓である。


「レオの癇癪はハンパねぇな」

「ほんと皆を巻き込んで子どもだわ。あんなのに本気で好かれてたなんてサーシャ……お気の毒様」


ぴったり地面に伏せた団長とルテは大ため息をついていた。