サーシャはイヤイヤしていたのが嘘のように、レオナルドの頭を強く抱き寄せてキスを求める。
(なんだそれ、死ぬほど可愛い……)
そんな超絶可愛いおねだりをされて、レオナルドは完璧な造形美が固まって彫刻と化すほど真顔を強いられた。恋人が凶悪なほど可愛い。
「俺のキス好き?」
「好きです、いっぱい好き、食べ放題して?」
中毒性の濃いキスに虜にされるサーシャは、理性が溶けて恥ずかしいことを言い出してしまうのを止められない。口の中も頭の中も、レオナルドに酔ってしまっている。
「あーお前淫ら過ぎて可愛い。可愛い」
サーシャに抱き寄せられたレオナルドは、口の中も頭の中も身体のあちこちも全部サーシャに酔って興奮していた。
「お望みのままに、いくらでもしてやるよ。俺のお姫様」



