サーシャが王様に明かした食べ物を食べられない事実は、すぐに団長やルテにも共有された。 団長がルテの隣に座ると、ルテがすぐに団長にも酒を注いだ。サーシャもルテのいい女加減を見習って、レオナルドに酒を注ぐと頭を撫でてくれる。 「ありがとう。嬉しい」 「……い、いえ」 微笑み一つ、お礼一つ、撫で撫で一つでレオナルドは魅了してくる。モテ男は息をするように人を魅了する技術が高過ぎだ。 サーシャは慌てず騒がず、呪文を唱える。 「私は凡夫にフラれた女、私は凡夫にフラれた女」 「カンパーイ!!」