ルテがクイっと喉に酒を入れると、細い喉元がまたえっちでサーシャは食い入ることになってしまった。
「団長はイケてるオヤジだけど、顎髭が無精でとっても年の差を感じる。でも騎士団長らしい鍛え抜かれた体に隻眼の猛者感もあってかっこいい部類ではある」
「サーシャ、人の容姿語りは頭の中だけにしなさい。もちろん、団長はレオより圧倒的にかっこいいけどね」
ルテが堂々と団長がかっこいいと言い切るのが実に恋する乙女だった。
「客観的事実より自分の目を信じてるルテさん可愛いです、好きです」
真っ白の肌が少しだけ紅におびてルテ様がクスクス笑うので、サーシャは真顔で褒め称える。こんな可愛い恋するルテ様を袖にするとは、団長はなんて腑抜け野郎だ。
「団長の目ね、私を守ったときに失くしたのよ。だから、その恩を恋と勘違いしてるって建前で線を引かれてるの。ま、まだまだあきらめないんだけど」



