サーシャが質問を続けようとすると、団長が壇上に立った。団長の隣に整然と立ったレオナルドの立ち姿は美しさ極まっていた。長い手足にご尊顔が映える。


「あ、レオさん」


久しぶりにそのご尊顔を晒して登場した副団長のレオナルドが、サーシャに向けてわかりやすく手を振った。


「レオさんの顔の何が良いかって、頬骨の高さ、顎の出方とか均整が素晴らしくて」


レオナルドの輝かしいご尊顔に、サーシャの口が滑らかに容姿語りを始める。ルテがぶつぶつ言うサーシャに肩を竦めた。


「強い目と薄い唇のコントラストが強いところ」


サーシャがぶつぶつ言いながら、ゆらゆらと手を振り返す。レオナルドが嬉しさを隠すことなく華やかに笑った。


一連の流れを横から眺める他の団員たちは口を噤む。


(((出た!公開イチャイチャ!)))