【これから文化祭で忙しくなりそう
また、連絡する】
狐森に送った、いつもよりそっけないメッセージ。
西村は一条との帰り道。
一条「ほら、琥珀ちゃんが1年生の時に作ってくれたTシャツ!」
○一年前
西村はふと通りがかった軽音部の部室から聞こえた音に心地よさを覚え、こっそり覗いた。
そこにはベースを弾く、一条がいた。
夕日が彼を照らしてとても良い雰囲気で、西村は時間や自分の状況を忘れて眺めた。
すると、突然止んだベース音。
西村はベースを弾いていた人とパチリと目が合った。
一条「ねぇ、そのTシャツって」
西村「え?」
少し怖い空気感があったその人から言われた言葉が意外すぎて戸惑う。
そのとき西村は、文化祭用のクラスTシャツを着ていた。
西村「えっと、クラスTシャツです」
一条「誰がデザインしたの?」
西村「…私です」
クラス全員がデザインを考えて、その中から選ばれたのが西村がデザインしたものだった。
一条「頼みたいことがあるんだけど」
西村「え?」
また、連絡する】
狐森に送った、いつもよりそっけないメッセージ。
西村は一条との帰り道。
一条「ほら、琥珀ちゃんが1年生の時に作ってくれたTシャツ!」
○一年前
西村はふと通りがかった軽音部の部室から聞こえた音に心地よさを覚え、こっそり覗いた。
そこにはベースを弾く、一条がいた。
夕日が彼を照らしてとても良い雰囲気で、西村は時間や自分の状況を忘れて眺めた。
すると、突然止んだベース音。
西村はベースを弾いていた人とパチリと目が合った。
一条「ねぇ、そのTシャツって」
西村「え?」
少し怖い空気感があったその人から言われた言葉が意外すぎて戸惑う。
そのとき西村は、文化祭用のクラスTシャツを着ていた。
西村「えっと、クラスTシャツです」
一条「誰がデザインしたの?」
西村「…私です」
クラス全員がデザインを考えて、その中から選ばれたのが西村がデザインしたものだった。
一条「頼みたいことがあるんだけど」
西村「え?」