ーーーーーーーーーー

ーーー




「え?」


「だからね、紬さん。君を推薦した本人が出した条件をのめたら、晴れて正式に契約が結ばれて、君はこの学園の生徒になる。」




目の前の、白い髭が豊富なおじいさん…もといい学園長は淡々とそう告げる。



(私…まだ正式に生徒になれたわけじゃないの!?)




私宛に届いた推薦要項の1番下に、
 

"入学式後、学園長室に必ず来るようにしてください"

なんて書いてあるから、貧血の身体を必死に動かして来てみればこれだ。


アリスちゃんお兄ちゃん…蓮先輩は思ったより血を多く吸ったらしく、かなりきつかった。


(あの人……絶対許さない……)