二人はフライトの疲れも忘れて、デートを楽しむ。
イルカに目を輝かせる恵真の横顔を、大和は優しく見つめて幸せな気分になる。
そして、
「あ!今あのカップル、キスしたぞ!」
と言っては、チュッと恵真にキスをした。
「もう!大和さん。わざとカップル探してるでしょ?」
「探してませんよー。ほら、恵真。お土産は?イルカのぬいぐるみ、欲しくないの?」
「欲しい!」
幸せを噛みしめながら、二人はたくさんのお土産を手にホテルに戻る。
せっかくテラスからの夜景がきれいだからと、夕食はルームサービスを頼んだ。
誰にも邪魔されずに二人の時間を過ごす。
「ねえ、大和さん」
夕食のあと、しばらくテラスから二人で海を眺めていると、恵真がふと大和に声をかけた。
「どうしましょう、あれ」
ん?と大和が恵真の視線の先を追うと、恵真はじっとベッドを見ていた。
「え、もうベッドに行きたいの?なーんだ、それならそうと…」
「ち、違いますってば!」
肩を抱き寄せようとする大和を、恵真は真っ赤になって押し返す。
「あのお花!プルメリアのハートの飾りが素敵だから、崩したくなくて。私、ソファで寝ようかな…」
「ダメ!そんなの絶対ダメだからな!」
「でも…」
すると大和は、急に恵真を抱き上げた。
「ひゃあ!何?」
大和は恵真を抱きかかえたままベッドに近づくと、片膝を花のギリギリ近くに付き、ハートの中に恵真を座らせた。
「わあ!素敵…」
周りをハートで囲まれた恵真は、うっとりとプルメリアの花に見とれている。
大和はそんな恵真を写真に収めた。
やがて大和はベッドの端に腰掛けて、恵真に笑いかけながら手を差し出す。
「お花の国のお姫様。僕と結婚してくれませんか?」
「ふふふ、はい。私と結婚してください、王子様」
恵真が大和に手を重ねると、大和はその手を引いて顔を寄せ、恵真に優しく口づけた。
イルカに目を輝かせる恵真の横顔を、大和は優しく見つめて幸せな気分になる。
そして、
「あ!今あのカップル、キスしたぞ!」
と言っては、チュッと恵真にキスをした。
「もう!大和さん。わざとカップル探してるでしょ?」
「探してませんよー。ほら、恵真。お土産は?イルカのぬいぐるみ、欲しくないの?」
「欲しい!」
幸せを噛みしめながら、二人はたくさんのお土産を手にホテルに戻る。
せっかくテラスからの夜景がきれいだからと、夕食はルームサービスを頼んだ。
誰にも邪魔されずに二人の時間を過ごす。
「ねえ、大和さん」
夕食のあと、しばらくテラスから二人で海を眺めていると、恵真がふと大和に声をかけた。
「どうしましょう、あれ」
ん?と大和が恵真の視線の先を追うと、恵真はじっとベッドを見ていた。
「え、もうベッドに行きたいの?なーんだ、それならそうと…」
「ち、違いますってば!」
肩を抱き寄せようとする大和を、恵真は真っ赤になって押し返す。
「あのお花!プルメリアのハートの飾りが素敵だから、崩したくなくて。私、ソファで寝ようかな…」
「ダメ!そんなの絶対ダメだからな!」
「でも…」
すると大和は、急に恵真を抱き上げた。
「ひゃあ!何?」
大和は恵真を抱きかかえたままベッドに近づくと、片膝を花のギリギリ近くに付き、ハートの中に恵真を座らせた。
「わあ!素敵…」
周りをハートで囲まれた恵真は、うっとりとプルメリアの花に見とれている。
大和はそんな恵真を写真に収めた。
やがて大和はベッドの端に腰掛けて、恵真に笑いかけながら手を差し出す。
「お花の国のお姫様。僕と結婚してくれませんか?」
「ふふふ、はい。私と結婚してください、王子様」
恵真が大和に手を重ねると、大和はその手を引いて顔を寄せ、恵真に優しく口づけた。



