二人はパイロットの制服をクローゼットに掛け、ハワイらしい装いに着替える。
「恵真、可愛いな、その花柄のワンピース」
「ふふ、ありがとうございます。前にホノルルに飛んだ時に買ったの」
恵真はハイビスカスが描かれたノースリーブのワンピースを見下ろす。
「じゃあその格好でクルーと食事とか行ったの?」
「はい、キャプテンと。それがなあに?」
「なあに?じゃない!恵真、そんな格好で男と食事に行ったらダメだ!」
「男って…。キャプテンと食事しただけですよ?それにハワイなんだもの。スーツとか着る訳にいかないし」
そうだけど…と大和は釈然としない。
「大和さん?せっかく二人でハワイにいるんだから、楽しみたいの。お出かけしたらダメ?」
上目遣いに顔を覗き込まれ、大和は途端にデレッとなる。
「そうだよな。よし、恵真。早速出かけよう!」
「うん!」
恵真は嬉しそうに大和の手を繋ぐ。
「お?いつもは誰かに見られるかもって嫌がるのに、今日はいいのか?」
「うん!だって大和さんは、もう私の旦那様なんだもん」
ホテルの廊下を歩きながら、ふふっと無邪気に笑う恵真に、大和は堪らずキスをする。
「え、ちょっ!それはダメ!」
「どうして?もう見られてもいいんでしょ?」
「そういう意味じゃないの!」
誰かに見られなかったか、慌ててキョロキョロする恵真に、大和は笑い出す。
「恵真。ここはハワイだ。キスくらいみんなしてる」
「そんな、してませんよ」
「いいや、してる!じゃあ、誰かがキスしてるのを見かけたら、その度に俺もするからな」
するからなって…。なぜそんなに強気?と、恵真は呆れ顔になる。
「それでどこに行きたい?どうせいつもステイでは、その辺ランニングして部屋に籠ってたんだろう?」
「そうなの。だから今日はシーライフ・パークに行きたい!」
「よし、決まりな」
「恵真、可愛いな、その花柄のワンピース」
「ふふ、ありがとうございます。前にホノルルに飛んだ時に買ったの」
恵真はハイビスカスが描かれたノースリーブのワンピースを見下ろす。
「じゃあその格好でクルーと食事とか行ったの?」
「はい、キャプテンと。それがなあに?」
「なあに?じゃない!恵真、そんな格好で男と食事に行ったらダメだ!」
「男って…。キャプテンと食事しただけですよ?それにハワイなんだもの。スーツとか着る訳にいかないし」
そうだけど…と大和は釈然としない。
「大和さん?せっかく二人でハワイにいるんだから、楽しみたいの。お出かけしたらダメ?」
上目遣いに顔を覗き込まれ、大和は途端にデレッとなる。
「そうだよな。よし、恵真。早速出かけよう!」
「うん!」
恵真は嬉しそうに大和の手を繋ぐ。
「お?いつもは誰かに見られるかもって嫌がるのに、今日はいいのか?」
「うん!だって大和さんは、もう私の旦那様なんだもん」
ホテルの廊下を歩きながら、ふふっと無邪気に笑う恵真に、大和は堪らずキスをする。
「え、ちょっ!それはダメ!」
「どうして?もう見られてもいいんでしょ?」
「そういう意味じゃないの!」
誰かに見られなかったか、慌ててキョロキョロする恵真に、大和は笑い出す。
「恵真。ここはハワイだ。キスくらいみんなしてる」
「そんな、してませんよ」
「いいや、してる!じゃあ、誰かがキスしてるのを見かけたら、その度に俺もするからな」
するからなって…。なぜそんなに強気?と、恵真は呆れ顔になる。
「それでどこに行きたい?どうせいつもステイでは、その辺ランニングして部屋に籠ってたんだろう?」
「そうなの。だから今日はシーライフ・パークに行きたい!」
「よし、決まりな」



