今日の赤葡萄酒は、アディントン王国でも南方にある葡萄の名産のものらしい。

 彼は「コクがある」と言って飲んでいるけれど、正直なところわたしには味というか味わいというかがわからない。

(いつかわかるようになるのかしら?)

 わかるようになればいいのに。

 それはともかく、お腹いっぱいになるまでターキーレッグと赤葡萄酒を楽しんだ。