夕方になって空も広場も赤く染まってもなお、チャーリーをあっちこっちに連れまわした。

 彼の言う通り、とてもではないけれど一日ではまわりきれない。

「ラン、この市は毎月ある。また来月こよう」

 暗くなってくると、要所要所に設置されている灯火が灯った。

 チャーリーがついにそう言ったとき、わたしたちはテーブル席が並んでいるスペースで夕食を食べていた。