ふと視線を感じたので、そちらへ視線を向けた。

 すると、周囲とは違う輝きを放っている美貌の持ち主がこちらを凝視している。

 その輝きは、美しさだけによるものではない。異彩を放っているという表現の方がいいかもしれない。

 とにかく、その黄金のオーラが印象的である。

 視線が合った。

 黄金のオーラの青年は、意味ありげに微笑んだ。

 ドキリとした。