(彼女たちのことを身をていして守らないと)

 パトリシアにというよりか、自分自身に言いきかせる。

 結局、パトリシアに「今度お茶をしよう」と約束させられてしまった。

 そして、彼女と二人の侍女は、上機嫌で去っていった。

「例のお茶会のこと? みんなが噂をしているよ。きみが大暴れし、王妃や側妃たちを激怒させたとね」

 二人きりになると、チャーリーはそう言って笑った。