「それなら、わたしも参加しないわけにはいかないわよね。急襲しちゃおうかしら。いきなり登場! そして、嫌がられることとか煙たがられること、ついでに不愉快だとか鬱陶しいことをバンバン言ってやるの」
「うわぁっ! それっていい考えです。面白そう」
「ほんと。最高ですよ。是非ともそうして下さい。侍女たちの顔もみてみたいですし」

 ジャニスとカイラは、ほぼ同時に言った。

「一緒に来る?」
「もちろん」
「当り前です」

 またしてもカイラとジャニスは同時に答えた。

 二人は、息もピッタリなのである。

 それはともかく、というわけで今日の予定はお茶会襲撃に決まった。

 ちなみに、彼女たちが呼ぶ「怖いレディ」というのは、王妃を始めとした王族のレディたちのことである。

 そこにわたしが入っていないのは残念よね。