頭と心の中で疑問が浮かんだ瞬間、チャーリーに抱きしめられてしまった。

 もちろん、イザベルほどのバカ力ではない。きつくというよりかは、熱く。

「ラン、うれしいよ。これでおれたちはほんとうの意味での夫婦だ。もうガマンする必要はない。さっそくだけど、今夜から主寝室でいっしょに寝よう」
「はい? それはまた急な話ね。というか、まだ心の準備が出来ていないわ」

 だって、そうでしょう?