「ふと思ったんだけど、きみの話をきくかぎりではきみはイザベルに嫉妬していたんだよね? それから、おれのことでヤキモキしていた。違うかい?」
「えっ? いえ、それは……」

 図星だけど、それを認めるのはすこし口惜しい。

 そもそも彼が最初にほんとうのことを伝えてくれていたら、こんな思い違いをせずにすんだのである。ということは、不安に思ったりイライラきりきりしなくてすんだはずなのに。

 そう。チャーリーのせい。すべては、チャーリーのせいなのよ。