(はあ、なるほど)

 いろいろ問い質したいところではあるけれど、彼女がひっそりとした暮らしを選択した気持ちはわかるような気がする。

「まぁ国王陛下と王妃殿下は、彼女のことが可愛いらしくてね。多くの貴公子たちから、彼女を守っているということもある」

 チャーリー曰く、あの王妃も彼女にはなぜか弱いらしい。

 とりあえず、すべてはわたしの勘違い。思い違いだった、というわけね。