「……はー。流石はジョセフィーネ。君だろうのワンテンポもないのか」
やれやれと,ここまで来ても追い詰められた様子は見せない。
「確認するまでもない,何故ならお前だからだ」
僕はフラりと両足を動かした。
アイザは1から10まで僕の口から聞くことを望んでいるようだ。
その態度全てが癪に触り,僕はぶらぶらと足を振る速度をあげる。
「1つ,僕はテントを出た時点でお前に不信感を抱いていた。2つ,ココのいた場所へ戻ると,ココの体重を支えてたにしては土が既に元通りになっていた。また,お前は迷わず第一発見者を名指ししたことから,直ぐに駆けつけられる距離にいた人間であることが分かる」
「それで? ジョセフィーネは僕の事が嫌いだから不信感を抱き,そのまま結びつけたのか? ひどい女の子だね」
「黙れ」
アイザ·デ·アスナロの分際で遮るなと,僕は思わず嫌悪感が溢れた声を出した。
二の腕を強く掴み,感情を抑える。



