ー野に咲く花の冒険譚ー

風の強い朝。

砂が目にかかっていこうとも,僕は気にしない。

大の字に寝そべり,なんとも言えない色の空を眺める。

昨日最後に話したのは誰だったか。

あぁ,アイザだった。

なんだか珍しい事を言っていた。

僕はタルトの事を考える。

僕の気持ち。

ため息もつくも,まだ誰も起き出さない時間にこうもすっきりと目覚めたのは,不本意にもアイザの存在があったからだった。

覚悟を決めろ,ジョン。

このままでは腐っていくだけだ。

変わることが怖い。

失うことが怖い。