ー野に咲く花の冒険譚ー




「どうなってるんだ! 何もかもめちゃくちゃだ!!! それはなんの病を作り,何を生成し奪っている?」



何かが他と違うのだと分かった。

何をしてるのかさっぱりだったけど,顔色の悪いととさまはもう何も答えなかった。

兄さんがわたくしちゃまを引き離そうとする。



「身体の一部くらい甘んじろ。そのままでどうなるか分かったもんじゃない」

「違う。この子はそんなんじゃない。それなんて言うな,この子はこの子だ」



兄さんの言葉に,ととさまは必死に反抗していた。

兄さんは聞き入れず,切ろうとしたのか掘ろうとしたのか分からないけど,とにかくととさまを傷つけようとしていた。