仕方なく,いい子なわたくしちゃまは虫の繭のようにいくつもの葉で包んだ。
兄さんはぶつぶつと何かを言って,出ていった。
良かった。
そう思っているうちに,ととさまは何も言わなくなって。
声をかけても返事をしなかった。
でももうわたくしちゃまは食べてないし,今離れちゃいけないと分かってた。
だからそこにいた。
「はやく,ひっこさないと。外でもどこでもいい。兄さんに見つからないところへ」
わたくしちゃまはしばらくしてからその言葉を聞いて,わたくしちゃまが動かせばいいと気づいた。
けれど,そうすると目立つ。
どうしようと迷っているうちにととさまは少し回復し上体を起こせるようになったけど。
立てるようになる前に,兄さんが何故か戻ってきた。
紐でわたくしちゃまごとぐるぐるにされる。
抵抗しても,無駄だった。
動かなければいいとでもいうように,色々部屋へ入れた兄さんはととさまを苦しめた。
ととさまに何かを刺して,みるみるうちに赤い液体を奪っていく。
1時間が何回も終わったくらい時間がたったころ,兄さんは叫んだ。



