「もちろん。ジョンの花もあれからめっきり大人しくしているし,俺が隊長の職を貰ったのも最近の事じゃない。1回くらい平気だよ」
「タルトは本当に……サプライズが好きだな。はぁ……いいだろう。その提案,僕も乗ろう」
周りを癒し,頼れるほどの判断能力や実力を持っていたココラティエの離脱には,多くの隊員が心にわだかまりを残していた。
それを,隊長であるタルトは誰よりも感じていたのだろう。
毒のせいだと消去法で勘づき,不安からか一部では犯人捜しのような真似も始まっている。
僕はタルトの言う通り,うんともすんとも言わなくなった花を見た。
僕は少しの間寝ていろと言っただけなのに,あの能天気な花は意外にも声をあげなくなっていて。
まさかまだ寝ているのかと,念のためも考え少し困る。
そこで僕は試しに小さく声をかけた。
他の隊員には,僕の花の変化もまだ伝えるときでないと思っている。



