ー野に咲く花の冒険譚ー


僕が枯れた土地の上を歩き,空を見上げていると。

アイザが何かを呟き,突然足を止めた。



「っ,おい。後ろが詰まってるだろ,早く歩け」



何がどうなってココは途中で足を止めることになったのか。

他の隊員は知らされていない。

それも危ないと思えるかもしれないが,そこは僕達が責任を持って保証するとして。

アイザには全隊員の真ん中を歩くようにきつく言ってあった。

今まではタルトを先頭とした前方に,ココも含め共に歩いていたのだが,今は違う。

途中で逃げ出したりなどしないよう,タルトの少し後ろに僕が,その更に少し後ろにアイザが来るように歩いていた。

よってアイザが足を止めれば,纏まって歩く隊員の半分が疑問や物理的に足を止めるのは必然である。