「逃げるつもりもあったが,それはとうに捨てた考えだ。テンションが高いと言うのも,お前の勘違いで,目的地も関係ない」
どうせ,フラワー病は世界中に蔓延している。
それを僕は自分の花を使って出来るだけ対処してやりたいとも思っていた。
だから,そのうちの1つが近づこうと,嬉しいなどとは思わない。
微塵も思わないし,それどころか早く行かなければと焦燥に駆られるだけである。
だけど,1つ挙げるとするならば
「あぁ……タルトの存在があるからじゃないか?」
タルトは世話焼きだし,お互い尊重しているからか話も合う。
そして過保護と言っていい程,タルトは他の隊員よりも僕に目をかけてくれていた。



