報われたい独占欲は、狂気のソレ




「あの……『じゃあ行こうか』って、どこに……」

「カレシがどこにいるのか探しに行くんでしょ。オレ、さっき見かけたからどこら辺にいるか分かるよ。どうする?」


 さすがに昨日の電話でどこで遊ぶのか聞くことはできなかった。


 長谷川さんと一緒に行かないと、悟がどこにいるのか知ることはできない。私一人だったら永遠と探さなきゃいけなくなるかもしれない。


 長谷川さんと一緒に行動するしかない。


「一緒に行きます」


 足を止める私にお構いなしに、長谷川さんは私の腕を引いて再び歩き出した。路上に出るなり、タクシーを捕まえた長谷川さん。


 「乗って」と、タクシーに乗るように促された。


 タクシーで走ること十五分。見つからないかもしれないと思っていたけど、案外早く見つけてしまった。アレは間違いなく悟の背後だ。スマホを見ながらどことなく楽しそうに歩いている。


 まだ、例の友達とやらは悟の横にはいない。


 これから会うんだろう。