離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


エドワードが手を振るって、ルドルフに退室を求めた。見合いの了承を得たルドルフが胸に手を当てて礼をしてドアを目指すと、背中にエドワードからの挨拶が飛んだ。


「見合いに出るだけでて、相手をこっぴどくフレばいいわけね」


ルドルフは振り返って、曖昧に笑う。


「それが兄様の御意思なら従います」


ルドルフの大人びた笑い顔に、エドワードはさらにため息をつかされた。兄の嫌味にも怯まない。立派になったものだ。