不穏ラジオ−この番組ではみんなの秘密を暴露します−

「あいつの弱みを握ってどうするつもりだ?」

「それは風翔には関係ないよね?」


弱みを握って言うことを聞かせる。
私の彼氏になってもらう。

その想像はどんどん膨らんできている。
そのために風翔は必要な人材だった。

だけど、風翔は浮かない表情だ。


「仮に鳥殺しの証拠を撮っているとしても、それを誰が信じるんだよ。きっと、誰も信じない」


強気な態度の風翔に今度はこっちが押され気味だ。


「どうして? ちゃんと動画撮影したんだけど?」


やっぱり、ちゃんと動画を見せないと信用しないんだろうか。
そう思っていると風翔は左右に首を振った。


「その動画が作り物かもしれないだろ」

「どうして私がそんな手間のかかることをしなきゃいけないの?」

「さぁ? でも、イジメが原因の憂さ晴らしとか?」


風翔はそう言って笑って見せた。