悠久の絃

久しぶりに椎名と2人で歩く帰り道は学生時代を思い出させた。





学生時代、喘息発作を起こしてた僕に声をかけてくれたのが椎名。

椎名も医師の家系だからか、対応がすごく早かったのを覚えている。


椎名は4月から呼吸器内科医。
理由はいくつかあると思うけど、そのうちのひとつは僕と交した約束だろう。






椎名「んじゃ、俺は明日も吸入させに行くから、言っといて。

じゃあな。」


「うん。ありがとう。」