悠久の絃

言わなきゃ、言わなきゃ、言わなきゃ、




そう思えば思うほど、口は上手く開かない。



ちゃんと声が出るようにって、夜星先生に喉の薬塗ってもらったのに。




椎名「ん?泣くなよ。発作でちゃうだろ。

ゆっくりでいいよ。」







「、、、、椎名先生、、やだって、言って、ごめんなさい。でも、、やだって、ほんとは、、、思ってない、です。」






椎名「ははっ良かった。俺、てっきりもう嫌われたかと思った。」


フルフル


椎名「うん。わかったよ。

ったく、もう泣くなよ。俺はごめんなさいが聞けたし、悠にも会えたんだろ?それに吸入も頑張ったって聞いたぞ。」


緊張がほぐれて、さらに涙が溢れる。

椎名先生は、いつもみたいに、背中をゆっくりさすってくれる。




悠先生は私の大事な、大切な人。
でも、椎名先生も私にとって必要不可欠な人。

ごめんなさいが言えて良かった。