悠久の絃

〜絃side〜

瀬堂「絃ちゃん、どうしてもくもく嫌になっちゃった?」


さっきから、似たようなことを何度も聞かれている。


でも、言えるわけない。言ったら瀬堂先生も悠先生もきっと怒る。


瀬堂「もしかしてもくもくをやる意味がないって思ってる?もう嫌かな?」





、、、どうして?

どうしてそうやって、いつもいつも人の考えてることをズバッと当てるの。


ぶわっと涙が押し寄せてきた。




瀬堂「もし仮にそうなら、5か月前のこと思い出して。律先生が来て、診察して、検査をやり直した時のこと。

再検査して、ステロイドの強さを変えた時、劇的に回復したでしょ?
でも、その時も地道にもくもくをしてたからじゃない?今のもくもくもこの前の検査結果を見てステロイドの強さを調整してる。

しんどいのは分かるよ。毎日続けててほんとに偉いと思ってる。だから、それを無駄だとは思って欲しくないな。」



赤城「いとちゃんのことだし、理由はそれだけじゃないと思うんだ。

いとちゃん、話せる?」