悠久の絃

嗚咽を漏らし、涙がスクラブを伝って肌に触れる。

抱っこしながらソファに座り、背中から聴診してもらった。




瀬堂「ちょっと苦しくなってきてるかな。そろそろもくもくしに行かない?」

まだ吸入してなかったのか。

というか、椎名が毎日吸入させてるのにこんなに酷くなるものか?




相変わらず顔を見せてくれないいとちゃん。

吸入しないと発作起きちゃうしな、それも可哀想。


「音道先生、少し席を外してもいいですか?」

音道「うん。午後はオペ入らないもんね。夕方のカンファ前には戻ってきて。」

「分かりました。」





吸入室へ向かう途中、夜星先生は患者さんが急変したらしく、小児へ戻ってしまった。