悠久の絃

赤城「僕がいる時も発作起きてたの?」


「はい。でも、みんな家に来た時お仕事してるし、声掛けるの申し訳ないなと思ってて。
あ、、そうだ。発作が起きるの、だいたい自分の部屋です。」


麻河「そっか。わかった。でも、発作が起きたことはちゃんと先生に伝えて。悠くんでもいいし、家に来た先生たちでもいい。
それと、発作が起きた時に喘息の吸入器使ったでしょ?」


「はい。」


麻河「全然苦しいの治まらなかったんじゃない?」


「はい。ずっと苦しかったです。」


麻河「喘息は、気管支っていう空気の通り道が細くなるから苦しくなったり咳が出るの。その気管支を広げるために使うのが吸入器。

でも、過呼吸はストレスが原因だから気管支は狭くならないの。だから吸入器使っても苦しいのが続いてたんだ。
過呼吸の対処法は落ち着くこと。でも1人で落ち着くのは難しいでしょ?」


コクッ


麻河「だから、先生たちに声をかけなさい。もし一人の時はゆっくり深呼吸して。落ち着いたら悠くんに連絡して。いい?」


コクッ


麻河「じゃあ、今日はもう終わりでいいんだよね?夜星くん。」


夜星「はい。」


麻河「修学旅行楽しんで来てね。」


「はい!」





定期健診は終わったけど、悠先生のお仕事はまだ終わらない。

薬局で薬をもらって、小児科のロビーで座っていた。