悠久の絃

〜赤城side〜

今月の研修は呼吸器内科。指導医は瀬堂先生で、毎日褒められたり怒られたりを繰り返している。

瀬堂「悠先生お疲れ。今日は結構勉強になったでしょ。早く帰ってあげなよ。」


「はい。」

ようやく一段落ついて、家に帰る。






何かに期待しながらリビングの扉を開けるが何も起こらない。

まあ、もう日付変わったしな。ちゃんと寝てくれたんだ。


いとちゃんが家に来てからもう1ヶ月。
いつの間にか料理も、洗濯も、掃除も1人でもできるようになっていた。

この前、葉末さんに会った時、無邪気な子供のような笑顔を見た。僕が見たことのない向日葵のような笑顔。その時、胸が少し痛んだ。
そっと部屋に入って、寝顔を見た。
安心して寝ているいとちゃんのおでこにそっと口付けをする。

「おやすみ。」