悠久の絃

だいたい30分くらい経っただろうか。

スマホで時間を確認するともう5時前だった。

待合室の人数も片手で数えられるくらいになっている。

すると、診察室のドアが開いて患者さんと夜星先生が出てきた。

夜星先生は患者さんにお大事に。と言った後、私のところに来た。



夜星「ごめんね。お待たせ。診察してから検査するから、中入ろうか。」



初めて入った夜星先生の診察室。
置いてあるものは最小限だけど、怖くない。



夜星「絃ちゃん、荷物置いてここ座って。」


夜星先生の前にある椅子を差し出された。

夜星「はい、じゃあ、退院してから2週間だけど、何か変わったことあった?」


「特にないです。」


夜星「生理はちゃんと来たかな?」


「はい。先週、えっと、、5日間、来ました。」


夜星「薬は飲んだ?」


「悠先生にもらった薬を飲みました。」


夜星「わかった。後で何飲んだか聞いておくね。他に何かあったかな?」


「ないです。」


夜星「わかった。じゃあ、もしもしさせて。」