悠久の絃

入島「消毒するよ。ちょっと滲みるかも。」


ピリピリとした痛みが腕を走った。

「っっ、、」


入島「ごめんね。ちょっと待っててね。」


怖い人がいなくなった瞬間、私はその部屋を飛び出した。




無我夢中で走った。こんなに全力で走ったのはいつぶりだろ。

でも、夜星先生と瀬堂先生に走っちゃダメって言われた理由がわかった。



苦しい。



エレベーターに着く前に廊下で倒れ込んでしまった。



入島「っ!絃ちゃん!絃ちゃん!意識飛ばさないでね!
ストレッチャー持ってきて!
それと、呼吸器内科の瀬堂先生呼んで!」


やだ。やだ。おうち、帰る。

悠先生、どこにいるの?会いたいよ。



そこで視界が真っ白になった。