悠久の絃

〜赤城side〜

泣き疲れて寝てしまったいとちゃんの顔は、いつも以上に苦しそうだった。

絃ちゃんを抱きしめた時、何と言うんだろうか。
僕と絃ちゃんの凸凹が嵌ったような気がした。

いとちゃんが一口しか食べなかったゼリーを口に押し込んで胃に送る。



やばいな。僕も泣きそう。


朝から色んなことが起きすぎてる。


ふぅー


大丈夫。大丈夫。焦らないよ、自分。






コンコンコン


夜星「入るよ〜」


気づけば回診の時間になっていた。


「お疲れ様です。」


夜星「赤城先生もお疲れ様。寝ちゃった?」


「はい。すみません。起こしますね。」


夜星「いいよ、そのままで。目の周りも赤いし、泣いちゃったんだね。

検査結果なんだけどさ、見た?」


「見ました。」


夜星「まあ、今のところは自宅療養でいいかなって思ってるんだけど、どうかな?」


「僕は、夜星先生に一任します。」


夜星「わかった。じゃあ明日1日様子みて明後日退院予定でいいかな?」


「はい。」


夜星「赤城先生も疲れてるんだから早く帰って寝るんだよ。」


「はい。」



夜星先生が出ていったあと、凑が戻ってきて、一緒に帰ることにした。