悠久の絃

赤城「おまたせ。高山さんに会ってさ、少し話してた。」


悠先生だ!
部屋に入ってくる悠先生を見つめていると、私に気づいてくれた。


赤城「あ、起きたんだね。ゼリー買ってきたけど食べる?」


、、ゼリーか、、

お腹空いてないけど、食べようかな。

コクッ


赤城「うん。食べようか。」


日向「じゃ、俺また後で来るね。」


赤城「うん。ありがとうね。」



悠先生に開けられたゼリーとスプーンを持って少しずつ食べる。


パクッ、、、ゴク

「、、、オイシイ」


赤城「良かった。今日検査頑張ったんだってね。夏から聞いたよ。」



思わず、手が止まってしまった。


鼻がツーンと痛くて、視界もぼやぼやとしてくる。
次第に喉も痛くなって、耳もキーンとする。



赤城「ごめんね。そばにいてあげられなくて。」



ぎゅっ

な、、んで、、

悠先生に抱きしめられた瞬間、抑えていた涙が、全てこぼれ落ちた。


「っっ、くうっ、う、うわぁーん、」


赤城「うんうん。いとちゃんは頑張ってるよ。急にまた入院ってなったことに体と心がびっくりしてるんだよ。
我慢しなくていいよ。」


悠先生の優しい手が背中をポンポンとさすってくれる。



赤城「大丈夫だよ。発作起きちゃうからゆっくり呼吸しよう。」



悠先生に合わせて呼吸していると、いつの間にか寝てしまっていた。