悠久の絃

そして今日!ようやく退院の日!!


今は夏休み中で、あと2週間で学校が始まるから悠先生の家で生活リズムを整えるらしい。


今日は退院の日だから、と悠先生が持ってきてくれた服を着て、このちゃんに髪を結んでもらった。
今日の服はポニーテールが1番似合うんだって。


悠先生のお仕事が終わったら一緒に帰るらしい。
だから夜ご飯を食べて、もう一度身だしなみをチェックして悠先生を待っていた。




赤城「いとちゃん、おまたせ。準備出来た?」


「はい!どう、ですかね?」


赤城「ふふっ。なんで敬語?でも、似合ってる。可愛いよ。」


悠先生に可愛いって言われちゃった。嬉しい。



夜星「入るよ〜」


上宮「おぉ、可愛いな。」


瀬堂「わあ!雰囲気がお姉さんになってる!」



夜星先生と、上宮先生と、瀬堂先生が部屋に来た。



夜星「可愛い可愛いお嬢様、退院のお約束は覚えていらっしゃいますか?」


お嬢様なんて恥ずかしい、、、
それに、夜星先生はこういうノリには乗らないタイプなのに、、


上宮「ははっ!顔が真っ赤。いいよ、普通に答えな。」


「はい。えっと、、
体調が悪かったらすぐに悠先生に言う。
走ったりはせず、適度な運動を心がける。
定期検診は忘れずに毎月行く。
です。」



夜星「はい、正解。じゃ、退院していいよ!

赤城先生、よろしくね。」



赤城「はい。

いとちゃん、行こっか。」


「はい!」

入院中に使った物や、警察の方からもらった大事な書類などが入ってるカバンを持って病室を出た。