悠久の絃

赤城「いとちゃん、昨日のゼリー美味しかった?」


え、ゼリー?

コクッ


赤城「良かった。あれ病院のコンビニで買ったんだけど、よく売れてたから。
いとちゃん、退院したら何か食べたいものある?」



食べたいものか。なんだろう。



赤城「急に言われても思いつかないよね。
昨日も言った通り、食事制限は特にないから、食べたいものができたら言ってね。」


コクッ


赤城「そういえば今日もくもくしてないね。」


あ、そうだった。椎名先生に怒られちゃうかな?
怒られたくないなと思って悠先生の顔を見た。

先生はニコッと笑って


赤城「椎名に怒られちゃうかな。でも、もくもく嫌だよね。」


と言った。

コクッ



赤城「分かる。僕も昔喘息あったんだ。今は治ったけどね。」


そうなの?!びっくり。


「今は、大丈夫なの?」


赤城「うん。でも、発作苦しいよね。」


コクッ


赤城「じゃあ、明日はもくもく頑張ろう。」


、、、、、、コクッ



赤城「ふふっ。どう?そろそろ落ち着いた?」


気づけば体の震えは治まって、呼吸も安定していた。

コクッ


赤城「大丈夫。今日は検査だけ。治療はしないよ。この前みたいに隣にいるから、怖くなったらまた教えて?」

コクッ


赤城「えらい!!じゃあ、診察室行こうか。」