今後、ここで上手く仕事をこなしていける気がしない。 この一部始終を録音して、社長に直談判しようか。 そんなことを考えていると、私の後ろで誰かの気配がした。 「優衣ちゃん…?やっぱそうじゃん!」 「え、蓮斗くん…さっき会「久しぶりだね!」 トイレの前で会ったばかりなのに。 私の言葉に被せてくるし。 「平岡さん、知り合い?」 「大学の時、同じゼミで…」 何を企んでるの? 私の隣にいる上司をずっと睨んでるし、みんなを見た後の笑顔。 目が笑ってないよ。