ワインとチーズとバレエと教授


そして出勤時間前に、理緒をマンションへ
送ることにした。

誠一郎のマンションから理緒のマンションは
それほど遠くない。

理緒を助手席に乗せて15分ほどで、理緒のマンションに到着した。

理由は車から出るとペコっと頭を下げ

「素敵な二日間をありがとうございました」

と理緒が伝えた。

誠一郎も

「こちらこそ、また連絡します。
あなたは休んでいてください。
そして次会うときも、元気でいてください。
あと無理して動いてはいけませんよ。
それと、もっと食事の量を増やしてください、
薬も忘れずに飲んでくださいね」

そう誠一郎が言うと

「いつまでも先生ですね」

と理緒が笑った。

つい、理緒の生活が気になる。
誠一郎は、理緒に手を振ると
車を走らせた。

バックミラーからずっと立っている理緒が見える。
そして、かるく頭を下げていた。理緒のそういうところが好きだ。

誠一郎は別れ惜しかったが、すぐに頭を仕事に切り替えた。今日は月曜だ。外来が混むー