ワインとチーズとバレエと教授



バレエをやっていたときから、水分でお腹を膨らませてから、サラダを食べるようにしていた。
今もその名残が残っている。

誠一郎のトレーを見ると、ご飯に、お味噌汁に、魚に、野菜の煮物に、漬物、あとは、ウインナーと
オムレツー
ほとんど、ザ和食だ。

昨日、誠一郎は、「今度は手料理を作ってください」と言っていた。
和食がいいのかしら…
理緒が今後の誠一郎とのデートに思いを巡らせていた。

誠一郎が「次の内科外来はいつです?」
と聞いてきたので「来週の火曜日です」と、伝えると

「外来が終わったあと、あなたが待てるなら
大学病院でランチでもどうです?」

「え!いいんですか!?」

「それくらいしかこの3週間は会えなさそうなので…」
「私、毎日、病院に行くわ!」
「恥ずかしいので、やめてください」
誠一郎は、照れながら言った。

大学病院の一階には、ホテル経営のレストランが
入っている。「嬉しい…」理緒が微笑んだ。

誠一郎は、そんな理緒を見ながら微笑んでいた。