誠一郎もトレーを持って席に着いた。
「……あなた、それだけですか?」
「……ええ…」
誠一郎は、エッグステーションで、オムレツを作ってもらったようで、ナイフとフォークでオムレツを半分にし
「半分くらい食べれるでしょ?タンパク質が少な過ぎます、炭水化物も少ないです、お粥も皿に二口程度じゃないですか、これでは、ほとんど水分だけですよ」
そう言って、理緒にオムレツを半分渡した。
「タンパク質が足りないとか
炭水化物とか、お医者さんみたいだわ」
理緒がクスクス笑うと
「一応、医者なんですけどね」
二人で微笑み合って、頂きますをして、理緒は一気にグレープフルーツジュースを飲み干し、そして、
二杯目も同じジュースに手を付けた。それくらい喉が乾いていた。

