「彩葉ちゃん、すごい……っ!」

「それが本当なら、あんた、冴えてる!!」



私はメモ帳に書いてあった『共通人物』という文字に、バッテンを書いた。



「共通人物を探そうとしなくていいんだよ!共通人物だと思うから、事件がとっ散らかって見えるんだ!」

「そうか!そうかも!!」



息吹ちゃんと寧々様が大きく頷く。



「ひとつ、ひとつを整理して考えたら、きっと犯人に辿り着ける!」