私 ホームヘルパーです。

 「ということはさあ、これから竜岡さんがお父さんになるわけよね?」 そう言って百合子が竜岡さんの顔を覗いている。
「そんなに覗き込まないでよ。 怖いなあ。」 「いいの。 これが百合子なんだから。」
「信二君も怖いなあ。」 「じゃあ諦めてもいいんだよ。」
「分かった。 分かったから。」 「信二も妬いてるのねえ。」
「何でだよ?」 「私を取られたから。」
「そんなこと無いよ。」 「へえ、お兄ちゃん それでいいの?」
 またまた二人が突っ込み合いを始めた。 「仲いいなあ。」
「うん。 最高に悪いわよ。」 「こらこら、、、。」
「面白い家族になりそうだなあ。」 「そう思う? 私は結婚しないつもりなんだけど。」
「えーーーーーーーーー?」 「竜岡さん 驚き過ぎ。」
「だってだってだって、、、。」 「いいのよ。 今の子は結婚しない人多いから。」
「そうかもしれないけど、、、。」 今夜は賑やかな夜ですわ。
 いつもならさっさと食事を終わらせて誰からともなくお風呂に入って静かに寝ちゃうのよね。 変わってきたぞ。

 なになに? 二つのメロンを持ってきた?
メロンじゃなくて干しブドウじゃなかったの? 男ってさあ、胸か尻しか見てないわよねえ。
 あのおばさんがメロンなら私は何よ? 何だって? アンパン?
そんなに小さいかなあ? 大きいほうだと思うけど。
なんてことを言わせるのよ‼ この恥知らず‼
 でもさあ中国様は可哀そうよねえ。 台風にボロボロにされちゃって。
あんな先進国は見たこと無いわ。 やっぱり原始時代の部落その物じゃない。
あれで先進国だなんて言い張ったら国連も引っ繰り返るわ。 憐れな人たちねえ。
 北京に年間降水量の3割の雨が降ったんだって? フーン。
だから何?って感じよねえ。 まったくお粗末すぎるわよ。
あっちもこっちも洪水やら土砂崩れやら鉄砲水やらで大変なのよねえ? 心正しい庶民の皆さん いい加減に立ち上がったほうがいいわよ。

 食事を済ませた私たちは誰からともなくお風呂へ行くのであります。 「もちろん入るわよね?」
試しに竜岡さんに聞いてみた。 「え?え? ここでかい?」
「そうなんだけど、、、。」 「そっか。 そう来るか。」
 竜岡さんは渋々、、、脱衣所に入りました。 でもなんか目が笑ってるんだけど、、、。
「ねえねえ嬉しいでしょう?」 「何が?」
「私と入れるのよ。」 「そりゃまあ、、、。」
 何とか返事をごまかそうとしている竜岡さんの前に私は裸で立ってみた。 そしたら、、、。

 さてさて竜岡さんが決意発表をしてから2週間が経ちました。 事務所でも年の瀬の気忙しさが増している今日この頃です。
「澄江さん ちょいとお話が、、、。」 「なあに? 改まっちゃって。」
「実はさあ、、、。」 竜岡さんが澄江さんに差し出したのは婚姻届けの用紙でした。
「あんた、本気なの?」 「もちろん。」
「熊と人魚が結婚するのねえ。」 「え? 結婚? 澄江さんが?」
「違うわよ。 武井さんよ 武井さん。」 「あれあれ? 結婚してなかったっけ?」
「前の旦那さんは武井さんが追い出したのよ。 ねえ?」 「追い出したなんて、、、。」
「追い出したの? すげえ。」 出発準備をしていたガイドヘルパーの宮崎君が頓狂な声を上げました。
 「それで今度は誰と?」 「この人よ。 この人。」
「やだなあ。 何かの犯人みたいじゃない。」 「武井さんを奪った犯人よ。 ねえ、竜岡さん。」
「その眼が怖いんだけど、、、。」 「何だって? 署名してやらないぞ。」
「分かった分かった。 怖いなあ澄江さんは。」 「そりゃそうよ。 ママなんだから。」
 雪が降りしきる師走の26日。 私は何とも言えないルンルン気分で走り回るのでした。

 この世の中、医療事故って無くならないのねえ? 脳腫瘍の手術で延髄まで削っちゃったって?
目が覚めた時、絶望したろうなあ。 呼吸さえ自分じゃ出来なくなってるなんて、、、。
 担当医は20年のベテランだったとか、、、。 何でそうなるの‼
慣れって怖いなあ。 扁桃炎と鼻炎を見間違える医者には驚いたけどさあ。
 今年も何となく変な感じで始まって変な感じで終わるのねえ。 ロシアを何とかしなさいよ。
バーガーばかり食べてないでさ。 ねえデブゴン。
 歩いていると遠くから猛スピードでスカイラインが走ってきた。 「危ないなあ、、、。」
そう思った瞬間、その車は信号機に飛び込んでいった。 ガチャーン‼
 「大変だあ! 事故ったぞーーーー‼」 何処に居たのかおじさんたちが飛んできた。
見ていたいけど私は仕事が有るから行くわね。 そこにまたまた車が走ってきた。
 「武井さん 乗ってく?」 「いいんですか?」
「雪だし遠山さんの家でしょう?」 「そうなんですよ。」
「あの車、すごい壊れ方してるなあ。」 「助からないわね あれじゃ。」
 澄江さんに乗っけてもらって暖まりながら遠山さんの家に向かうのですよ。 ああ寒かった。
通り過ぎる家の屋根にも雪が積もり始めてる。 今年は多いのかなあ?
 「ねえねえ竜岡さんの何処が気に入ったの?」 澄江さんがいきなり聞いてきた。
「何処って言われても、、、。」 「あんなワイルドな熊を捕まえるなんてすごいわよ。」
(変な褒め方するなあ。) 「ワイルドな熊?」
「あの人はこれまで一匹狼だったのよ。」 「そうでしょうねえ。」
「でもさあ、それが武井さんを捕まえちゃったんだなあ。 すごいわ。」 話しているうちに遠山さんの家に着いてしまった。
 「じゃあまた後でね。」 「はーい。」
 ロシアには何も言えない日本の皆様 お元気ですか? プーチンが北方領土に飛び込んでも何も言えなかったわよねえ 死んじまえってんだ。
黙ってやり過ごすつもりなんだろうけどそれじゃダメなんだって。 あいつらはやったもん勝ちなんだから。
 第二次世界大戦だってそうだったでしょう。 最初 ソ連は中立だったのよ。
それが気付いたら敵になっていて日本はガチャガチャにやられたの。 樺太だって散々だったでしょう。
 あの辺に住んでた人たちは散々な目に遭ったのよ。 全滅を覚悟した人も居るんじゃないかなあ?
それくらいの卑怯者がロシアなの。 手を出したら国が吹き飛ぶくらいの恐怖を味合わせないとダメなのよ。
 だからウクライナはとことんまでやったでしょう。 おかげでプーチンは逃げ回るしか無くなった。
終いには妄想やら幻覚やらで大変な地獄を見てるわよね? そこまでやらないとやつらは変わらないの。
元々が人間じゃないんだからね。 人間だって思うから中途半端なことしか出来ないの。
分かったか? こら‼ 移管法なんていかんのよ。

 いやいや熊本自身の次は千葉豪雨? とんでも災害続きねえ。
そのうちに東京が機能不全に陥るんじゃないのかねえ? 政府も地方に移したらどうなのよ?
 エルニーニョがどうのって言われてるけどポイントはそこじゃないと思うなあ。 それだけだったらこんなひどい状況にはならないわよ。
一つは地熱を放出できなくなってること。 もう一つは人為的に海水温を上げてきたこと。
 アスファルトやコンクリートで地熱の逃げ道を塞いじゃったでしょう。 そして温排水を年がら年中垂れ流してるでしょう。
そして原発の熱交換。 いくら海が大きくても無限に冷やされるわけじゃないのよ。
 それが積もりに積もって異常気象を産んでるの。 まだ気付かないかなあ?
 おまけにゴミというゴミは全て燃やしてるでしょう。 熱ばかり出してどうするのよ?
地球を温暖化させてるのは人間様なの。 人間がやってることなの。
全てを見直しなさい。 30年と持たないわよ このままじゃ。