「えっと……、いいっ……行きましたけど……」
「私は暴走族の姫なの。総長は私の男なの!」
そんなこと、東条くんは一言も言ってなくて……
「暴走族の姫の男に、色目を使った。奪おうとした。これがどういうことか、あんたわかってんの?」
「それは……」
「処刑レベルの重罪だからね!」
ひぃえぇぇぇ……
暴走族のお姫様に、胸ぐらを掴まれてるよ。
知らなかったとはいえ、彼女さんを傷つけちゃったわけだし。
謝って、怒りを鎮めてもらわなきゃ。
「ごっ、、、ごめんなさい。暴走族の掟とか、私、全然知らなかったんです」
「あんたさ、弟いるよね?」
「歩のことですか?」
「虹の宮小学校の1年って聞いたけど」
なんで急に、歩の話なんか……
……はっ!
……まさか。
「歩を傷つけるようなこと、しないですよね?」
「オマエ次第だな」
ヤバい目をしてる。
今すぐ、歩の小学校に乗り込んじゃいそう。



