沼甘総長は、左手の薬指を独占したい



「俺をオスって意識してくれてるわけ? マジで可愛い」



ワイルドな声で、東条くんが照れた様に微笑むんだもん。


……可愛いって言われた。



血液の温度が、沸騰しそうなほど高くなり


ボワッ!


私の顔は、急に熱を帯びてしまった。



「俺は待てが苦手なんだ……姫野に覚えておいて欲しい……」



照れを溶かしたような、途切れ声を震わせえながら

私の手の平が、力強く握りしめられてしまい……



ドキドキ・キュンキュンのキャパオーバーだよ。

心臓、壊れそう。



私は当分の間、恥ずかしさで何も話せなくなってしまったのでした。