沼甘総長は、左手の薬指を独占したい



私は東条くんの伝えたいことが、全くわからない。

チラシを見つめれば見つめるほど、「う~ん」と頭が傾いてしまう。



その時、東条くんがチラシを持ち上げた。

私の目の前に、チラシを突き付けてくる。



「姫野、この日ってヒマ?」



えっ?

東条くんが、私に話しかけてる?


なにか応えなきゃ。

えっと、えっと……



「この日はバイトもないし……ヒマと言えばヒマだけど……」


「ふ~ん」



かったるそうな顔で、東条くんにウンウン頷かれていますが


用件は何ですか?