飲み終えたジュースの紙製コップを屑籠に捨てに行ってくれて、戻ってきたオルが言った。
「俺はまだ卒業前だけど……
まだ何者にもなれてないけど。
さっき、ディナの邸に行ったんだ」
「キャンベルの?」
「ディナに会いに行って、卒業式に来て貰えないか、お願いしようとして……
それと、ご両親にもご挨拶したくて」
ご、ご挨拶……まだ学生なのに?
リアンよりも年下のオルの登場に、父も母もさぞや驚いただろう。
「丁度、ディナの指導役だと自己紹介をしてくださったフィリップスさんと言う人が居て」
「ムーアの法律コンサルタントをお願いしてて、あの方がいらっしゃったから、弁護士になりたいと思ったの」
「今日は3日後だから、絶対に今夜ディナに会え、って凄く言うんだ。
ディナのことを分かってる感じなのに、何故かあのひとには嫉妬する気は起きなかった。
フィリップスさんて見た目普通なのに、ちょっと変わってて、いいひとみたいだね?」
……そうだね、貴方とは20歳以上離れているのに、ふたりはお友達になるの。
趣味が合うから、って。
「俺はまだ卒業前だけど……
まだ何者にもなれてないけど。
さっき、ディナの邸に行ったんだ」
「キャンベルの?」
「ディナに会いに行って、卒業式に来て貰えないか、お願いしようとして……
それと、ご両親にもご挨拶したくて」
ご、ご挨拶……まだ学生なのに?
リアンよりも年下のオルの登場に、父も母もさぞや驚いただろう。
「丁度、ディナの指導役だと自己紹介をしてくださったフィリップスさんと言う人が居て」
「ムーアの法律コンサルタントをお願いしてて、あの方がいらっしゃったから、弁護士になりたいと思ったの」
「今日は3日後だから、絶対に今夜ディナに会え、って凄く言うんだ。
ディナのことを分かってる感じなのに、何故かあのひとには嫉妬する気は起きなかった。
フィリップスさんて見た目普通なのに、ちょっと変わってて、いいひとみたいだね?」
……そうだね、貴方とは20歳以上離れているのに、ふたりはお友達になるの。
趣味が合うから、って。